「割合の問題って、どうやって解くの?」――お子さんにそう聞かれて、説明に困った経験はありませんか。
小学5年生の算数に登場する「割合」は、小学校の算数の中でも特につまずきやすい単元と言われています。
でも安心してください。割合の求め方は、「比べられる量÷もとにする量」というたった1つの式で解けるようになります。
この記事では、元小学校教師のもみじ先生が、YouTubeの授業動画とあわせて割合の求め方をわかりやすく解説します。
バスケットボールのシュートを使った身近な例から、つまずく原因、解き方の3ステップ、練習問題まで、この記事を読めば割合の基本がしっかり身につきますよ。
- 割合とは何か(小学5年生向けのやさしい説明)
- 割合を求める公式と使い方
- もとにする量と比べられる量の見分け方
- 練習問題2問と解答・解説
割合とは?小学5年生にわかりやすく解説
割合とは「もとにする量を1と見たときの大きさ」
割合とは、もとにする量を1と見たとき、比べられる量がどれだけに当たるかを表した数のことです。
言葉だけだと難しく感じますよね。動画と同じ、バスケットボールのシュートの例で考えてみましょう。
リクさんは12回シュートをして、9回入りました。
たけるさんは10回シュートをして、8回入りました。
シュートした回数がちがうので、入った回数だけを見ても、どちらがよく入ったのかは比べられません。
そこで、シュートした回数を1と考えて、入った回数がどれだけに当たるかを計算します。
リクさんは9÷12=0.75、たけるさんは8÷10=0.8。
0.8のほうが大きいので、たけるさんのほうがシュートがよく入ったと言えるのです。
もとにする量・比べられる量・割合の関係
割合の勉強では、次の2つの言葉がとても大切です。
- もとにする量……比べるときの基準になる量(1と見る量)。今回は「シュートした回数」
- 比べられる量……もとにする量と比べたい量。今回は「入った回数」
もみじ先生のYouTube動画でも、図を使ってていねいに解説しています。お子さんと一緒にぜひご覧ください。
割合の問題でつまずく3つの原因
割合が苦手になってしまうお子さんには、共通するつまずきパターンがあります。
- どちらの数をどちらで割るのかわからなくなる
- 答えが0.75のように1より小さくなり、不安になって式を逆にしてしまう
- 文章のどれが「もとにする量」なのかを読み取れない
どちらの数で割るのかわからなくなる間違い
とくに多いのが、割る数と割られる数が逆になってしまう間違いです。
❌ リクさんの例で12÷9と計算してしまうと、答えは1.33…となり、正しい割合は求められません。
割り算の順番をまちがえると答えが大きく変わってしまうので、式を立てたら「もとにする量で割れているかな?」と確認する習慣をつけましょう。
割合の求め方を3ステップで解説
割合を求める公式は、次のとおりです。
ポイント
割合=比べられる量÷もとにする量
この公式さえ覚えれば、割合の基本問題はすべて解けます。3つのステップで使い方を見ていきましょう。
もとにする量を見つける
問題文の「~をもとにした」「全体の」「~に対する」ということばに注目します。このことばと一緒に出てくる数が、1と見る「もとにする量」です。
比べられる量を見つける
「~の割合を求めましょう」と聞かれているものが比べられる量です。リクさんの例では、入った回数の9回でした。
比べられる量÷もとにする量を計算する
リクさんなら9÷12=0.75、たけるさんなら8÷10=0.8。式の順番をまちがえないことが大切です。
割合は1より小さいことも大きいこともある、と知っておくと、答えに自信を持てるようになりますよ。
割合の練習問題にチャレンジ
それでは、動画と同じ練習問題に挑戦してみましょう。まずは自分の力で式を立ててみてくださいね。
問題1:30人のクラスの中で、ダンスクラブに所属している人は6人です。クラスの人数をもとにした、ダンスクラブの人の割合を求めましょう。
▼ 解答・解説を見る
答え:0.2
解説:「クラスの人数をもとにした」とあるので、もとにする量はクラスの30人。比べられる量はダンスクラブの6人。式は6÷30=0.2です。
問題2:キャンプ場に大人が14人、子どもが21人います。①キャンプ場にいる人全体に対する子どもの割合を求めましょう。②大人をもとにしたときの子どもの割合を求めましょう。
▼ 解答・解説を見る
答え:①0.6 ②1.5
解説:①もとにする量は「キャンプ場にいる人全体」なので、14+21=35人。式は21÷35=0.6。②もとにする量は大人の14人。式は21÷14=1.5。比べられる量のほうが大きいので、割合は1より大きくなります。
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まとめ|割合の求め方

- 割合とは、もとにする量を1と見たとき、比べられる量がどれだけに当たるかを表した数
- 公式は「割合=比べられる量÷もとにする量」
- 「~をもとにした」「全体の」ということばの近くの数が、もとにする量
- 割合は1より小さくなることも、1より大きくなることもある
割合は、このあとに学ぶ百分率(%)や歩合、6年生の算数にもつながる、とても大切な単元です。
まずは今回の公式をしっかり身につけて、練習問題やプリントでくり返し練習していきましょう。
お子さんが「もう自分の力で解けそう!」と言えるようになったら、はなまるです。
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