小数を10倍100倍すると?小数点の移動ルールを小5算数で解説

「小数を10倍すると、どんな数になるの?」

小学5年生の算数で最初につまずきやすいのが、この整数と小数のしくみの単元です。

「10倍や100倍って、ただ0を付けるだけじゃないの?」と思っているお子さんも多いのですが、小数になると少しルールが変わります。

この記事では、もみじ先生の動画をもとに、小数を10倍・100倍・1000倍したとき、また1/10・1/100にしたときに小数点がどう動くのかを、順を追ってわかりやすく解説します。

練習問題と解答も用意していますので、動画を見た後にぜひ確認してみてください。

目次

小数を10倍・100倍するとはどういうこと?

まず「10倍する」というのは、その数を10個分集めるということです。

整数で考えてみましょう。1を10倍すると10、100倍すると100になりますよね。このとき、数字が「1のくらい」から「10のくらい」「100のくらい」へと、1つ・2つ上がっています。

では小数はどうでしょうか。

2.83を10倍すると28.3になります。

「あれ、小数点が右に動いた!」

はい、これが小数の10倍のポイントです。

もみじ先生
もみじ先生
整数を10倍すると位が1つ上がるよね。小数でも同じことが起きているんだよ。見た目は「小数点が右に1つ動いた」って感じるんだ!
おみそ
おみそ
2.83が28.3になるってこと?小数点がひとつ右に動いただけに見える…!
もみじ先生
もみじ先生
そのとおり!数字はそのまま、小数点だけが動くイメージで覚えると分かりやすいよ。

下の図で、2.83を10倍・100倍・1000倍したときに小数点がどう動くかを確認してみましょう。

2.83を10倍・100倍・1000倍すると? もとの数: 2.83 10倍 → 28.3 (小数点が右に1つ) 100倍 → 283 (小数点が右に2つ) 1000倍 → 2830 (小数点が右に3つ)

10倍するたびに小数点が右に1つずつ移動する

もみじ先生の動画でも、この小数点の動き方をとても丁寧に解説しています。

小数の10倍・100倍でつまずく原因

「整数なら0を付けるだけなのに、小数になると急に難しくなった…」という声をよく耳にします。

つまずきやすいパターンには、次のようなものがあります。

  • 整数のように「0を付ける」だけだと思い込んでいる(例:2.83の10倍を2.830と書いてしまう)
  • 小数点をどっちに動かすか混乱する(10倍なのに左に動かしてしまう)
  • 1/10と÷10の関係がつながっていない(1/10倍することが10で割ることだと気づいていない)
おみそ
おみそ
10倍したら大きくなるのに、小数点が右に動くの?なんか逆な気がして混乱する…
もみじ先生
もみじ先生
10倍すると数は大きくなるね。大きくなると小数点の左側(整数部分)が増えるから、小数点は右にずれるんだよ。「数が大きい=小数点が右」と覚えよう!
よくある間違い ✗ と 正解 ✓ ❌ 間違い 2.83×10 = 2.830 ✅ 正解 2.83×10 = 28.3 「0を後ろに付ける」ではなく「小数点を右に1つ動かす」 これが小数の10倍の正しい考え方!

0を後ろに付けるだけでは誤り。小数点を動かすのが正解。

注意!

❌ 2.83の10倍を「2.830」と書くのは間違いです。小数の末尾に0を付けても数の大きさは変わりません。小数点を右に1つ移動させて「28.3」が正解です。

小数点の移動ルールをステップで解説

ここからが本番です。

10倍・100倍のときと、1/10・1/100のときに分けて、ステップで確認していきましょう。

10倍・100倍・1000倍するときの手順

STEP1

何倍するかを確認する

10倍なら「右に1つ」、100倍なら「右に2つ」、1000倍なら「右に3つ」動かします。「0の数=動かす数」と覚えましょう。

STEP2

小数点を右に動かす

例:2.83の小数点を右に1つ動かすと→ 28.3 → 28.3 になります。数字はそのままで、小数点だけを移動させます。

STEP3

足りない位に0を補う

例:2.83を1000倍するとき、小数点を右に3つ動かすと「2830.」となり、末尾の小数点は不要なので「2830」と書きます。位が足りない場合は0を補います(例:2.8を100倍→280)。

次に、1/10・1/100のときの手順も確認しましょう。

1/10・1/100にするときの手順

「1/10にする」というのは、「10で割る」ことと同じです。10で割ると数は小さくなります。

STEP1

何分の1かを確認する

1/10なら「左に1つ」、1/100なら「左に2つ」小数点を動かします。「10倍の逆=左に動かす」と覚えましょう。

STEP2

小数点を左に動かす

例:2.83を1/10にする → 小数点を左に1つ動かすと → 0.283 になります。整数部分が0になるときは「0.」を付けるのを忘れずに。

STEP3

足りない位に0を補う

例:2.83を1/100にする → 小数点を左に2つ動かすと → 0.0283 になります。小数点のすぐ右に数字がない場合は0を補います。

小数点の移動まとめ ← 左に動く (÷10 / 1/10) 2 . 8 3 右に動く → (×10 / 10倍) 大きくなる(×10)→ 小数点は右へ 小さくなる(÷10)→ 小数点は左へ

大きくなるとき=右、小さくなるとき=左と覚えよう

ポイント

「0の個数=小数点を動かす個数」10倍なら0が1つ→1つ動かす。100倍なら0が2つ→2つ動かす。このルールだけ覚えておけばOKです!

おみそ
おみそ
じゃあ、1/100にするときは小数点を左に2つ動かせばいいんだね!
もみじ先生
もみじ先生
完璧!2.83の1/100は0.0283だね。小数点の左に数字がない部分には0を書くのを忘れないようにしよう。

練習問題にチャレンジ

ルールをしっかり理解できたか、練習問題で確認してみましょう。

答えを考えてから「解答・解説を見る」を押してください。

練習問題 問題① 3.7 を 100倍するといくつ? 問題② 56.4 を 1/10 にするといくつ?

まず自分で考えてから解答を確認しよう

問題①:3.7を100倍するといくつになりますか?

▼ 解答・解説を見る

答え:370

解説:100倍するので小数点を右に2つ動かします。3.7 → 37. → 370。末尾の「.」は書かないので370と書きます。

問題②:56.4を1/10にするといくつになりますか?

▼ 解答・解説を見る

答え:5.64

解説:1/10にするので小数点を左に1つ動かします。56.4 → 5.64。数字はそのまま、小数点だけを動かすのがポイントです。

📄 この授業のプリントをダウンロードしよう!

動画で使用した授業プリントを無料でダウンロードできます。
印刷して実際に手を動かしながら練習してみよう。

【まとめ】小数点の移動ルールをふりかえろう

今回は小学5年生の算数「整数と小数のしくみ」から、小数を10倍・100倍するときの小数点の動き方を解説しました。

この記事のまとめ
  • 小数を10倍すると小数点が右に1つ、100倍なら2つ、1000倍なら3つ動く
  • 小数を1/10にすると小数点が左に1つ、1/100なら2つ動く
  • 「0の個数=小数点を動かす個数」と覚えるのが簡単
  • 1/10にすることは「÷10(10で割る)」と同じ
  • 小数点を動かした後に位が足りないときは0を補う

最初は「右?左?」と迷うこともあるかもしれませんが、「大きくなる=右へ、小さくなる=左へ」とイメージすると覚えやすいです。

もみじ先生の動画は繰り返し見ることができます。わからないところは動画に戻って確認しながら、練習問題を解いてみてください。

おみそ
おみそ
大きくなる=右、小さくなる=左!これで迷わないで済む!
もみじ先生
もみじ先生
そのとおり!次は「小数のたし算・ひき算」の動画もぜひ見てね。がんばれ!



▼5年生算数の全動画とプリントはこちら▼

📚【小学5年生・算数】単元一覧|授業動画&プリント教材まとめ

小5算数の授業動画とプリントを単元別にまとめています

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